運命の人って存在するの?ツンインレイやツインソウルって?元占い師が答えます。
概要
【運命の人】は本当に存在するのか? 元占い師の視点からお答えします。また、「ツインレイ」や「ツインソウル」についても触れながら解説します。
こんにちは。
とある占いサイトに1年半ほど在籍していた元占い師のほろまるです。
占い師として活躍していた当時でも圧倒的に多かった鑑定依頼、「運命のお相手」について。元占い師の視点から解説していこうと思います。
運命の人とは
【運命の人】。 誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
結論から言いますと、
運命の人は存在します。
ただ、そもそも【運命の人】とはどんな存在なのか。
いざ定義しようとすると難しいものですが、「恋愛面での幸せを誰よりも叶えてくれる唯一無二のお相手」、というイメージが強いかと思います。
確かにそのイメージは間違いではありませんし、占い業界でも恋愛面でのお相手として取り扱うことが多いです。
ただ、意外と知られていないことがあります。それは、
運命の人は必ずしも一人ではないということ。
「唯一無二だから運命の人なのでは?」
その疑問はごもっとも。そしてすべての占い師の見解が同じというわけではなく、運命の人は生涯にたったひとりだけだという考えももちろん存在しています。
今回お伝えする内容は、あくまでも元占い師ほろまる個人の見解として受け止めてもらえればと思います。
では、運命の人の特徴としてよく挙げられるものを記していきましょう。
- 理由がなくとも強く惹かれる
- 初対面であるのにもかかわらず懐かしい気持ちが芽生える
- 一緒にいると落ち着く
- 価値観や趣味の共通点が多い
これだけではありませんが、上記から読み解けるものはズバリ、
「自分の幸福を叶えてくれる存在」
と言えるでしょう。
強く惹かれ合い、会話も弾み、一緒にいることで安心感を得られる。あなたにとっての他人が全てこのように幸福を得られる存在ではないように、だからこそ貴重な存在だとも言えます。
つまりは、それこそが【運命の人】。
ただ、「自分の幸福を叶えてくれる存在」が本当に唯一無二なのかといえば、決してそうではありません。
例えば、
- 叶えたい夢を抱くきっかけを与えた存在
- 人生の選択をする際に影響を与えた存在
- 考え方や価値観を変えた存在
こうした存在もまた、自分の幸福を叶える後押しになったのは間違いないでしょう。そこには恋愛感情を抱いたお相手もいたかもしれませんし、実際に愛を育んだ経験もあるかもしれません。
離婚を経験された方の中には、「前のパートナーは自分にとって運命の人ではなかった」とおっしゃる方もいますが、その方の人生に大きな影響を与えてきた存在でもありますから、【運命の人】であった可能性も充分高いわけです。
とはいえ、自分にとって苦痛ばかりを与えてきた、その出会いの全てが悪影響だったと断言できる存在については、【運命の人】ではないと思っていいでしょう。
「自分にとってその存在が、人生を良い方向に変えていくきっかけになった」
こう思える存在はそれが異性であれ同性であれ、あなたにとっての【運命の人】だといえるのです。
中にはそれを【キーパーソン】と表現する占い師の方もいるかもしれません。とは言えキーパーソンもまた愛情を育んでいく存在になる可能性もありますし、後々【運命の人】であったと気づくこともあるでしょう。
もしこの記事を読んでいてふと思い浮かぶ人がいたならば。
その人もまた、あなたの【運命の人】であるかもしれません。
ツインレイとツインソウルについて
次に、ツインレイとツインソウルについて解説していきましょう。わたしの定義する【運命の人】を参考にして表現するならば、
ツインレイとは唯一無二の異性の存在
ツインソウルとはいわゆるキーパーソン
だと言えます。
どちらも魂が別れたとされる存在であり、だからこそ惹かれ合い、特別な感情を抱く存在とされています。
端的に説明しますと、魂が二つに分かれたものがツインレイであり、魂が二つ以上に分かれたものがツインソウルです。ひとつだった魂が二つに分かれ、いわゆる二つでひとつの状態でありますから、ツインレイが唯一無二とされる理由はここにあります。そしてツインレイは男性と女性でひとつであるとされているので、つまり唯一無二の異性の存在というわけです。
イメージとしては、【運命の人】という枠の中に、「ツインレイ」と「ツインソウル」という内訳がある、という感じでしょうか。
とは言えやはり魂を分けた存在なのですから、なんだか運命の人以上に特別感もありますよね。
特にツインレイについては、その出会い自体が大きな試練であるとも言われています。今世では二つの魂が再会できないこともあれば、出会えたとしても年齢や立場によって障壁を感じることもあると。
例えばツインレイのお相手が既に結婚されていたり、自分にも家庭があったり、年齢的にもそろそろ恋愛以外に向き合おうと考えた時期であったり。
ですが、やはりそこには強いつながりがあるわけですし、どんな関係であれ自分の人生をより豊かにしてくれる存在であることに変わりはないでしょう。
信じたい運命を見極めることが大切
【運命の人】についてわたしが何よりもお伝えしたいのは、
自分が信じたい運命を見つけてほしいということです。
ツインレイについての相談も多く受けてきましたが、わたしにとって【運命の人】とは、ツインレイもツインソウルもなければ、異性も同性も関係ありません。そして愛情を育む人だけが【運命の人】だとも思いません。
多様性の時代だ、ジェンダーレスだと声を大にする現代にも同じことが言えますが、大切なのは「自分が何を信じてそれを見失わないようにできるか」です。
キャッシュレスが普及していなかった時代、風水の本には「金運を上げるためには現金払いが良い」と記載されていました。クレジットカードをいかにお得に使い分けるか必死に調べるわたしにとって、現金払いはそれこそ金運ダウンの行動として考えています。
つまり、占いも考え方も時代によって変化するものですし、自分が何を信じて向き合っていくかによって運命はいくらでも良い方向へと変えていくことができるのです。
叶わぬ恋であろうと、大切な人とお別れしてしまったとしても、運命をより良いものに変えてくれた存在であることに変わりはありません。
「結局、あの人は運命の人じゃなかった」と。
まるで出会いをなかったことにすることは、人生において非常にもったいないことです。
信じたい運命を見極めながら、【運命の人】とより幸せな人生を歩んで行きましょうね。
今回はここまで。