元占い師と読み解く人生相談室

元占い師の視点からお悩み鑑定

知らないと損?元占い師が語る【占い】との上手な向き合い方

概要
占い初心者から経験者まで全ての方に知ってほしい占いの向き合い方を、元占い師の視点からお話しします。

 

こんにちは。
とある占いサイトに1年半ほど在籍していた元占い師ほろまるです。

 

対面鑑定だけではなく、今やメール鑑定・電話鑑定といった様々なサービスを展開している【占い】。

手軽に占いができるようになったからこそ、その向き合い方に戸惑いを抱く方もいるのではないでしょうか。

 

「占い結果って本当に正しいの?」
「変なサイトやサービスに引っかからないか不安……」
「どうせデタラメなんでしょ」

そんな疑問や不安を抱く方のために、元占い師の視点から占いの上手な向き合い方について話していきます。

 

占いとは可能性を広げること

まず第一に占いの定義を明らかにしておくことが大切です。

占い師として活躍していた当時、わたしの柱となっていた占いの定義は見出しのとおり、「占いとは、相談されたお悩みについてこちらから新たな視点(新たな可能性)を提供していくこと」でした。

もちろん、占いの結果が全てその通りになるはずだと考えている方もいるでしょうし、そうすることで現状の不安から解放される場合もあるかもしれません。

それ自体も決して悪いことではないと思います。

ただ、占いはあくまでも【現状読み解けた結果】であり、【未来永劫そのとおりになる結果】ではないのです。

 

有名なお話である「うさぎとかめ」で例えてみましょう。

物語上では、うさぎはかめよりも速く走れることを知っていたわけですし、事実そうなのですが。

例えばうさぎもかめも、身体能力の差を知らなかったとします。

するとたちまち勝敗は分からなくなり、うさぎもかめも必死にゴールを目指すことでしょう。お互い負けたくないですからね。

この【身体能力の差によって確信する勝利の未来】を、【占いによって読み解けた未来】と変換してみるとより分かりやすいかもしれません。

どうでしょうか?

そう、たとえ良い占いの結果がそこにあったとしても、必ずしもその未来が訪れるわけではないのです。

むしろその結果を知ったことで幸せな未来を過信し、得られたはずのものさえも得られなくなる場合もあるでしょう。

 

上記から、占い結果を実現するためには

  • 占いを過信しすぎないこと
  • 良い結果が得られたからといって努力を怠らないこと

こうしたことが大切だと読み解けますね。

もちろん占いを利用するうえで心がけてほしいことではありますが、定義付けができていれば解決できるものでもあります。

【占いとは〇〇である】

こうした定義があれば、どんな結果が得られても自分を見失うことにはなりませんから。

もし定義付けが難しいのであれば、お伝えした【占いとは可能性を広げること】を定義にすることをおすすめします。

悩みがあれば視野は狭まるもの。

そこで占いによって読み解かれた未来を知り、こうした可能性もあったのだとして自分の糧としていくことこそ、占いの本来あるべき姿だとわたしは思っています。

それ以外で言えば、例えば「占いとは心のお守り」だとか、「占いとは選択に迷った時に参考にするもの」だとか、そういった定義付けでも十分です。

 

「占いとは〇〇である」と、自分なりの定義付けをしましょう。

 

……もちろん、「占いとは絶対当たるもの」という定義づけは避けてくださいね。

 

悪徳占いサイトの見分け方

次に、非対面での占いを利用する際の注意点をお話しします。

 

対面鑑定や電話鑑定は占い師の存在を認識しやすいからこそ、信用できるか否かを選択しやすいところがあるでしょう。

しかし、より一層手軽なメール鑑定はそうもいきません。

メール詐欺は様々な手法が生み出され、言葉巧みにあなたに取り入ろうとします。

占いサイトで検索すると、「詐欺」というワードも多く目にすることでしょう。

「やっぱりメール占いはさけるべきだろうか……」

不安から、そう感じている方も多いかもしれません。

ですが、先ほどの定義づけがあれば悪徳占いサイトで大金を使ってしまうというリスクはかなり減らすことが出来ます。

その定義に反する占いを無視することこそが、悪徳占いを避けることにもつながりますからね。

 

ただ、悪徳占いもまた、あなたが何をもって【悪徳】だとするかにも大きく変わってくるでしょう。

ここが難しいところ。

  • どれほど回数を重ねても、実現しない占い
  • 絶対に実現不可能な結果を届けた占い

確かに、一見すると上記の占いはお金を使わせるための悪徳商法のようにも見えるかもしれません。

この点については今後改めて詳しくお話をしていきますが、この記事では【明らかに悪徳である】占いサイトを判断するための方法をお伝えしていきます。

実は、明らかな悪徳占いを見極めるのは非常に簡単。

お伝えする以下のキーワードが出てきたら、まずそのサイトは見切りをつけてよいでしょう。

 

「一攫千金を確実に叶える」

 

言い方はそれ以外にもあるでしょうが、とにかく一攫千金を叶えると断定された場合は高確率で悪徳占いサイトだと判断できます。

これは占いに限らず、少ない投資で大金が手に入る、ローリスクハイリターンな案件なども同じことが言えるかもしれないですね。

もちろん、過激な言葉で集客を狙うこともありますから、一概にすべてが悪徳であるとは言えませんが。とはいえやはりそのようなうまい話には必ず裏があると思って慎重に向き合うかそもそも手を出さないことをおすすめします。

……余談ですが、筆者もローリスクハイリターンを謳う投資に手を出し、大損した経験があります。だからこそ断言しましょう、うまい話なんてこの世には存在しないんです。(笑)

 

占いに向かない人

最後に、そもそも占いとの相性が悪い人の例を挙げていきましょう。

  • 占いは絶対信じない人
  • 未来、もしくは自分の生い立ちなどを的確に言い当ててほしい人
  • 宝くじを占いで当てようとしている人

あくまでも例ですから、当てはまるからと言って占いをやってはいけないわけではありません。

ただ、「純粋に占いを楽しみたい」という観点からですと、相性が悪いと言えます。

 

占いとはその在り方について肯定的であるからこそ意味があるもの。例えばもし大金を手にしていても、その価値を知らなければただの紙同然なのですから。

もちろんお金の価値については極端すぎる例えではありますが、占いを信じない人はまず占いを信じるという大きなハードルがあるわけですし、「楽しい」「ためになった」という到達点が遠いといえるでしょう。

ではそこに到達するまで占いを続けますか? 答えはノーです。

 

また、霊視を希望であれば霊視専門を謳う占いに行くことをおすすめします。

とはいえ現状や過去をどれだけ的確に言い当てたとしても、知りたいのはこの先の未来ではないでしょうか。そして未来を言い当てたとしてもそれが実現するかどうかは今と未来の自分にゆだねられるものでもあります。

現在を生きる人が未来の占い結果まで答え合わせができるか、これも答えはノーです。

 

そして占いは宝くじを当てたりお金を儲けるために頼るものではありません。

自分が宝くじを楽しむうえで吉日を教えてもらうというのはいいですが、占いで当選を引き寄せようと考えている人は悪徳業者からすればいいカモです。自分を守るためにも、そういった占いの向き合い方は避けましょう。

 

今回はここまで。

あなたがステキな占いライフを送れますように。