既読も返信もない!気になるあの人が反応してくれない本当のワケ
概要
気になる人とのメッセージのやり取りの中で、なかなか返事がもらえない理由について元占い師の視点から解説していきます。
こんにちは。
とある占いサイトに1年半ほど在籍していた元占い師のほろまるです。
「気になるあの人からの返事がいつまでたってもこない……」
わたしが現役占い師のときも、気になるお相手が連絡してくれるかどうか占ってほしいという依頼は多かったです。
今回はお相手のお返事を待つ方向けの鑑定を行う中で見えてきた、
- 返事が貰えない原因
- どうすれば気になるお相手と連絡が取れるのか
上記について元占い師の視点から解説します。
自分とお相手の関係性で見えるものとは
占い師として相談を受けていた当時、気になるお相手からの連絡について相談される方の多くに共通するものがありました。
それは、
自分とお相手の関係性を理解できていない
ということです。
「自分とあの人は、会社の同僚です」
「高校生の時、同級生でした」
「合コンで意気投合した人なんです」
上記のようにお相手との関係を詳しく話してくださる相談者の方もいましたが、かといって本当の意味で関係性を理解できているかというとそうではないんですね。
例えば出会って間もないお相手のことを、「つい最近出会った人なのですが」と説明した上で、「全く連絡してくれないのはなぜでしょうか」と相談されたとします。そのお相手と連絡を取り合いたいと望んでいることは明らかなのですが、どうも先走り感が否めませんよね。
「だって、早く仲を深めたいんです!」
そのお気持ちもごもっとも。気になるお相手が現れれば、焦っていなくとも動き出したくなる気持ちが芽生えるものです。
スピード婚という言葉もありますし。出会いから急速に仲を深めていくご縁もあることでしょう。ですが、すべてのご縁がそうではないこともまた多くの方が理解しているはず。にも関わらず、結果として進展を急ごうとする気持ちが高まっていく……
上記から、「仲良くなりたい」という気持ちが「お相手との関係性を理解していく」ことよりも優先されていることが読み解けますね。
それが悪いことだとは言いませんが、関係性の理解が曖昧ですと、
「今後の進展があまり望めないお相手」であったとしても「すぐに仲良くなれるはずだ」という思い込みを抱く可能性も出てきます。
そして進展が得られなければ、高まってきた感情はたちまち【焦り】へと変化することでしょう。
その結果、「どうしてあの人からの連絡がこないの?」という疑問を抱かせるのです。
ここでポイントとなるのは、客観視。
自分だけではなく、気になるお相手の立場にもなってお二人の関係性を見つめてみましょう。そうすることで視野が広がり、お相手からの連絡に対する考え方も少しずつ変えていくことができるはずです。
関係性についての理解を深めるこの時点で、お相手からの連絡がない原因に気づく方もおられるかもしれませんね。
関係性を理解することはつまり、自分を客観視すること。
この前置きがあるかないかで、心のコントロールのしやすさに大きな違いが出てきますので、是非とも試してみてください。
【連絡】に対する価値観の違いを知る
人が誰かに連絡する理由は、
- 仕事や約束事など必要不可欠な伝達事項のため
- それ以外
このたった2つだとわたしは考えます。そして、【それ以外】に含まれる連絡をするかしないかは全て本人に委ねられるものです。
「お相手からの連絡がない」と悩みを抱く方のほとんどが、【それ以外】の連絡を指していることが多いかと思います。もし必要不可欠な伝達事項ですら連絡されないお相手は、早いうちに付き合い方を変えたほうがいいでしょう。仲良くなる以前の問題ですからね。
さて、【必要不可欠な伝達事項】に対するイメージはどういったものでしょうか。おそらく、「連絡をしないことはマナー違反だ」と考える方が多いはずです。例えば大事な会議の連絡を忘れてしまえば、個人間だけではなく会社や企業の信頼や売上にも関わってきますから。自分の気分次第で連絡するしないを決めることではない、ということです。
では、【それ以外】の連絡はどうか。極端な話、「連絡をしなくとも問題はない」と言えてしまうんですね。確かに、【それ以外】の連絡であっても有り無しによってマナー違反を感じる方はおられます。連絡がないことで「あの人はお礼の連絡すらしない、失礼極まりない」と思われることもあるでしょう。ただ、基本的には個人の評価に関わるものであり、周囲を巻き込んだトラブルに発展することは少ないと言えます。
マナーの観点から言えば、連絡する理由にひとつ項目を増やしたほうがいいかもしれませんね。
つまり、
- 仕事や約束事など必要不可欠な伝達事項のため
- 挨拶や感謝などの気持ちを伝えるため
- それ以外
こうすると分かりやすいでしょう。
上記のような前置きをした上で、改めて【それ以外】の連絡について考えます。
マナー違反でもなく、「連絡をしなくとも問題はない」連絡についての考え方は個人によって異なります。
考え方について分かりやすい例を挙げますと、【連絡とはコミュニケーションのひとつだ】という考え方と、【連絡は必要があるときにのみするものだ】という考え方です。
「お相手から連絡がこない」と悩まれる方の多くは、大なり小なり「連絡とはコミュニケーションツールのひとつ」として考えているのではないでしょうか。
この考え方の違いが、お相手から連絡がない原因のひとつでもあります。
つまり、「お相手から連絡がない」と言うより「そもそも連絡の必要性をお相手が感じていない」場合があるということ。
「連絡がない! あの人はきっと自分と仲良くなりたくないんだ!」
そのように決め付けるのは早いでしょう。なぜならば、そもそもお相手が「仲良くなるための連絡」だと思っていない可能性もあるからです。
その考え方の違いを理解しないまま、あの手この手で返信を貰おうとする行動は逆効果。改めて考えて欲しいのですが、連絡というのは、そのお相手のプライベートに割り込むツールでもあるのです。
あなたが気持ちよく眠っている時にかかってきた電話が、どうでもいいセールスの電話だったとします。「せっかく寝ていたのに、勘弁してよ!」と怒りたくなりませんか?
つまり、連絡とは大なり小なり誰かの時間を奪うことでもあるのです。
せっかくお相手があなたに好意を抱いていても、返信を無理に求められればウンザリするでしょう。自分の時間があるように、お相手もお相手の時間があるのですから。
気になるお相手とやり取りを続けるために大切なこと
これまで解説してきたように、連絡とは自分のプライベートを犠牲にすることでもあります。そして自分の都合に合わせてくれる存在なんて滅多にいません。
だからこそ、お相手と仲良くなるためには連絡するしかないという考え方は危険です。
ただ……かつてのわたしの相談者様もそうだったのですが、「そんなこと言われても、お相手との関係上、連絡以外に仲良くなる方法がないんです!」と思う方もおられるでしょう。
では、ここでお話は最初に戻ります。
「連絡を続ける以外に仲良くなれない関係」とは一体どんな関係なのか今一度考えましょう。
「連絡を続ける以外に仲良くなれない関係」を深堀することは、「連絡を続ける以外に仲良くなれないと感じてしまう理由」を探すことでもあります。
- 遠距離である
- 職場の部署が違うので会えない
- まだ直接出会う前である(マッチングアプリ等)
こうした具体的な理由を浮き彫りにした上で、連絡について向き合っていきましょう。そうすると、「連絡がない」ことが「仲良くなれない原因ではない」と気付くはずです。
以上のことから、気になるお相手とのやり取りを続けていくためには
- 関係性を改めて理解していくこと
- 連絡に固執しないこと
- 連絡がこない理由をネガティブに捉えないこと
こうした意識が大切です。
連絡手段も便利になった現代だからこそ、コミュニケーションをもっと有意義にしていきましょうね。
今回はここまで。